2025年10月20日第三主日礼拝「私達が天国に迎え入れられる時」創世記43章1〜34節 新納真司先生
- BANGKOK TBEC
- 10月19日
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2025年10月20日 第三主日礼拝
土木について3
見えない地面の中を予想して計画を立てることが多いのですが、その対策として使われるのは安全率というものです。土木設計でよく使われる言葉の一つとして安全側というものがあります。2つの選択肢がある場合、より安全性の高い方を選ぶという考え方です。前回取り上げた傾きマンションの事例では、基礎杭の支持層までを10mと判断し、基礎杭を12mとしたのは2割の安全率をかけたことになります。しかし8本は支持層に届かなかったので、安全率が不足していたことになります。もし、基礎杭長を20mにしていたならば問題は生じなかったでしょう。しかし、経済性には問題が出てきます。このあたりが設計の難しいところです。
私は建設会社に就職して、最初に配属されたのは土木の設計部門でした。工事現場の山留め仮設計算をすることが主でした。通常地面に穴を掘ると1m位は地山は崩れません。しかし、それ以上掘る場合は地山が崩れてこないように木の板や鋼材を壁に立てて抑える必要があります。これを山留めといいます。深くなれば深くなるほど、計算は複雑化し難しくなります。10m以上の掘削は大規模掘削となり、当時は大型コンピュータを使用するものでした。最も深い掘削では25mのものを計画しました。都営大江戸線の森下駅の工事した。(つづく)
2025年10月20日 第三主日礼拝
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