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2025年8月17日第三主日礼拝「逃げるヤコブ」創世記31章17節~55節 新納真司先生

  • 執筆者の写真: BANGKOK TBEC
    BANGKOK TBEC
  • 8月17日
  • 読了時間: 2分

更新日:9月6日


2025年8月17日 第三主日礼拝


旧約聖書の読み方4


最後に律法の書についてですが、初めに出エジプトの21章以降を飛ばしたのは、そこから律法の解説に入ります。出エジプト21章以降とレビ記は祭司のマニュアルです。十戒を始めとする律法の解説、幕屋の建設や祭儀のやり方を記されています。紀元前1500年頃に、神ご自身が書かれた生活上の倫理規定が書かれており、法律の原点といえます。法律の好きな人には興味深い内容でしょう。ハマる人にはハマるのですが、初心者にはきついところです。民数記、申命記は出エジプト記と内容が類似・重複しているため時間節約のため、興味が失速しないため飛ばしましたが、イスラエルの歴史を粗読した時点で読むことで、神との関係を示す律法への理解が深められると思います。


 旧約聖書は一足飛びに読んで理解できるという人は恐らくいないでしょう。分からないなりにも通読しながら、事典類で調べながら理解を深めていく書物ですし、私もその途上にあります。一生読み応えのある書物です。そして新約聖書は旧約聖書の土台の上にあります。旧約聖書あっての新約聖書であり、律法の成就としてイエス・キリストが来られた事がわかります。新約聖書だけでは「信じて救われる」と結論に注目が行きますが、旧約聖書を知ることで福音の深みを実感したり、その一貫性、一体性に驚愕するでしょう。新約聖書におけるヘブル人への手紙は旧約聖書最大の注解書と言われており、その関連性が特に感じられると思います。ややとっつきにくい旧約聖書ですが、これを機会に取り組んでみてほしいと思います。今礼拝で講解説教している、旧約聖書人物伝もイスラエルの歴史を意識しながら、人物や関わる主な出来事にスポットを当てて、やや急ぎ足で旧約全体を見渡せるようにと考えています。(終わり)



2025年8月17日 第三主日礼拝


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