2025年8月10日第二主日礼拝「ヤコブの忍耐」創世記30章25〜31章16節 新納真司先生
- BANGKOK TBEC
- 8月10日
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更新日:9月6日
2025年8月10日 第二主日礼拝
旧約聖書の読み方3
イスラエルの年表がだいたい頭に入ったところで、次は詩歌書を勧めます。聖書の順序ではヨブ記、詩篇、箴言、伝道者の書となっていますがヨブ記は最後にして、詩篇から読むのが良いでしょう。この詩篇は作者の歌や祈りが感情豊かに表現されています。著者の一人であるダビデやソロモンなどの祈りの言葉から彼らの思い、気持ちが伝わってきます。歴史書を既に読んでいますので、あの出来事の時のダビデの思いはこうであったのかということが伝わってきます。特に圧巻なのは、詩篇51篇でその表題に「ダビデがバテシェバと通じた後、預言者ナタンが彼のもとに来た時に」と書かれています。ダビデが姦淫の罪を犯して、その罪を指摘されて悔い改める場面の詩篇だとわかります。どれほどダビデが苦しみ、また神に憐れみを求めたのかが伝わってきます。私たちの悔い改めの祈りのサンプルです。聖書の人物と同じ信仰者としての思いを共有できる書簡です。
預言書は大預言書と呼ばれるイザヤ、エレミヤ、哀歌、エゼキエル、ダニエル書と12の小預言書(ホセア、ヨエル、アモス、オバデヤ、ヨナ、ミカ、ナホム、ハバクク、ゼパニヤ、ハガイ、ゼカリヤ、マラキ)があります。大預言書というのはボリュームが大きいという意味だそうです。大預言書から読む事を勧めます。イザヤという預言者は歴史書でⅡ列王記、Ⅱ歴代誌に出てくる預言者です。イザヤの預言はその時代背景にあって語られたものですので、預言書だけでは分からなかったものが歴史的出来事とのマッチングでより立体的に見えてくるでしょう。また、キリストについての預言も多く、それらは新約聖書が預言の成就として多く引用されています。当時は未来の預言であったものが現代では歴史となっており、その預言の正確性には驚かされます。まだ私達は見ていない終末時代の預言についても語られていますが、それらも確実に起こり、歴史になっていくことだと私達にはわかるのです。
2025年8月10日 第二主日礼拝
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