2025年4月27日第四主日礼拝「大宣教命令」 マタイの福音書28章16~20節 新納真司先生
- BANGKOK TBEC
- 4月28日
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2025年4月27日 第四主日礼拝
ヘボン式ローマ字
小学校の時習ったローマ字をヘボン式ローマ字と呼ばれたことはみな記憶にあると思います。ローマ字は覚えましたが、ヘボンの方は知りませんでした。このヘボンという人は日本の発展、キリスト教の発展に大きな貢献のあった方であることがわかりました。ヘボン先生はアメリカで医者としてすでに成功を収めていましたが、私財を売り払って日本の横浜に医療宣教師として来られました(1859年)。無料の診療所を開設し多くの命を救いました。生麦事件で負傷した人を治療したと記録もあります。日本語を学ぶため、みずから学んだことをメモに残しましたが、それが後に日本で最初の和英辞書になりました。ペリーによる開国以降、外国語の学習熱は高く必須の本となりました。彼は聖書翻訳委員会を立ち上げ、新約聖書の翻訳作業に取りかかりました。1880年3月に新約聖書日本語版を完成させ、1886年12月に旧約聖書日本語版を完成させました。命を削るような作業でしたがこれらは「明治元訳聖書」として、現在ある日本語聖書の原型となりました。またクララ婦人が始めた英語塾(ヘボン塾)は人気を博し、ここから多くの有為な人材が誕生しました。内閣総理大臣・大蔵大臣を務めた高橋是清、三井物産の創始者である益田孝、日本最初の医学博士となった三宅秀などがいます。他の宣教師が始めた塾や神学校が一つとなって1887年に明治学院が創立されヘボンは初代総長となりました。またヘボンの和英辞書版権を丸善に売却し、その代金で校舎や寄宿舎を寄贈しました。その他、「聖書辞典」の刊行や横浜指路教会の設立(1892年)に関わり、帰国ました。ヘボンは人生のすべてを掛けて、日本に大きなプレゼントを残してくれたのです。先日私はヘボン塾のあった横浜地方合同庁舎前(横浜市中区山下町)を訪れ、そのレリーフを見てきました。
2025年4月27日 第四主日礼拝
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●メッセージ 「大宣教命令」新納真司先生
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●頌栄「ちちみこみたまの(讃美歌541)」
●祝祷
●後奏