2025年3月30日第五主日礼拝 「救いを得た者の歩み=アブラハムの祝福に生きる」 創世記 12章1~8節 吉永輝次先生
- BANGKOK TBEC
- 3月30日
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2025年3月30日 第五主日礼拝
老後2000万円問題について
一度は耳にしたことがある名前ではないでしょうか。2019年に金融庁が出した報告書に老後生活のためには退職までに2000万円を準備しなければならないという内容で、年金だけでは足りないと国民に知らされたことで話題となりました。どのような計算でなぜ2000万円不足なのか、その中身を知ることが大切です。これは一つのモデルケースでモデルに当てはまらない方も大勢いるはずです。そのモデルとは、夫65歳以上、妻60歳以上、無職、ローンなし、夫婦二人で老後30年間生活する。年金などの平均月収は夫婦で20.9万円、平均支出は月26.4万円。そうすると毎月の不足額は5.5万円。この不足が30年続くと約2000万円不足する。私が思うに、この条件に素直に当てはまる人はどのくらいなのでしょう。要は自分に当てはまるように、自分ケースを作ればいいことになります。まず、このケースの人は65歳で無職です。最近は65歳で完全退職している人は減ってきています。元気であれば、収入の大小にかかわらず、長く働ければそれだけ不足額は減ります。年金収入ですが、自分の年金額をまず把握することです。年金定期便などでお知らせが来るはずで、分からなくても年金事務所に行けば教えてくれます。通常は65歳まで働いたケースで試算されますが、受け取りを繰り下げば年金は増えます。例えば70歳まで働き、5年間年金を繰り下げれば42%増額できます。単純計算ですが20.9万円×1.42=29.7万円になり、26.4万円の生活費を上回っております。年金ですから生涯続きます。また、自分の好きなことで働くならば健康維持にも役立つでしょう。できれば、定年前からどんなことをしていくのか考え、準備しておくのが良いと思います。私の友人では、大手のIT会社のエンジニアでしたが、サプリメント開発に目をつけて定年前に早期退職し、50代前半で起業し生活しています。起業すれば定年はなくなります。また貯金で資金をためるなら、NISAやiDeCoを活用があります。利益に対する課税約20%が免除されます。月々の貯蓄額が少なくても、時間を味方につけ長期で運用することにより額が大きくなります。複利効果があるからです。例えば毎月2万円を20年間預けると約800万円(運用利回り5%の場合)になります。最後に節約ですが、無駄遣いはよくありませんが、節約しすぎもよくありません。多くの人が、死ぬ時に一番資産が多いという話があります。何かあったらと心配し過ぎるあまり、貯めて貯めて使うことなく死んでしまうというのです。以前ここのコラムでも書いたことがありますが、「Die with zero」という本が話題を呼びました。死ぬ時に資産ゼロにして生きようというものです。子供に遺してあげたいあげたいという人もあるでしょう。その場合でも、子にいくら遺すということを先に決めておき、それ以外を使い切るように計画するのです。年齢を重ねれば、健康が許さなかったり、意欲も減退します。やりたいことがあるならば出来るだけ早いうちにして、思い出資産に切り替える方が、有意だと思うのです。
2025年3月30日 第五主日礼拝
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●メッセージ 『救いを得た者の歩み=アブラハムの祝福に生きる』吉永輝次先生
●応答賛美「主イエスのみそばに(聖歌475)」
●頌栄 「あまつみ民も 讃美歌544番」
●祝祷
●後奏