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2024年12月29日第五主日礼拝 「ピラトの前のイエス①」ヨハネの福音書18章28〜38節 新納真司先生

  • 執筆者の写真: BANGKOK TBEC
    BANGKOK TBEC
  • 2024年12月22日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月15日


2024年12月29日 第五主日礼拝


私の中国観4 内山書店


1917年上海に内山書店という日本人が作った書店がありました。内山完造が日本と中国に作った書店です。上海に住む内山はクリスチャンでもともとはキリスト教書物を扱っていました。日本企業が上海進出するのに合わせ一般書も扱うようになると、日本ブームもあり数年後、内山書店は日本書を扱う上海随一の書店となりました。内山書店は立ち読み歓迎、支払いはある時払いで、談笑するスペースもあり、お茶もふるまわれるというので本好きにはたまらない書店でした。人をもてなすのが上手い内山の所に日本から文化人が訪ねてくるようになると、内山書店を窓口にして中国知識人との交流が習わしとなっていきました。このようにして日中文化人や文芸愛好家の交流場所として用いられるようになりました。日本からは芥川龍之介や谷崎潤一郎なども訪ねています。ちなみに以前紹介した清水安三も訪ねています。中国を代表する作家である魯迅(ろじん)も内山書店の愛好家でした。魯迅という名は一度は耳にしたことがあるはずです。日本の中学校のどの教科書に「故郷」という作品が出ているからです。魯迅は日本の東北大学医学部で学び、医者を目指していましたが人の体を治すより、人の心を精神を変える方が有益と考え、作家となったと言います。しかしその思想が反体制側であったため、追われる身となりしばしば内山がかくまいました。二人の関係は書店と顧客という関係を超えていました。戦後は内山書店は閉鎖され、内山も1947年には帰国しています。日本の内山書店は今でも神田神保町にあり、中国・アジアの専門書店として続いています。上海の内山書店のあった場所は最近では銀行でしたが、2022年末にカフェ付きの書店としてオープンしました。日本文学に関する中国書が豊富で、内山完造と魯迅の交流に関する写真や絵画が展示されているそうです。上海を訪れた際には探してみてください。



2024年12月29日 第五主日礼拝

●お知らせ

●静まり (アメージンググレース)

●祈り

●主の祈り

●賛美

 ・「主は良いお方」

 ・「ひとつだけのこと」

 ・「God Bless You」

●献金・感謝の祈り (今ささぐる)

●聖書朗読 ヨハネの福音書18章28〜38節

●メッセージ 『ピラトの前のイエス①』新納真司先生

●応答賛美 「聖歌292今日まで守られ」

●頌栄 「あまつみ民も 讃美歌544番」

●祝祷

●後奏


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