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2024年11月3日第一主日礼拝 「聖霊様の働きについて」ヨハネの福音書 16章5~15節 新納真司先生

  • 執筆者の写真: BANGKOK TBEC
    BANGKOK TBEC
  • 2024年11月3日
  • 読了時間: 3分

2024年11月3日 第一主日礼拝


漢方薬についてみなさんご存知でしょうか。私は中国上海で牧会している時に、教会員に漢方医がいました。日本語も堪能な中国人でした。彼の話を聞いている内に、これは知らなかったいい話だと思い教会で講演してもらえませんかとお願いしました。


漢方を含む東洋医学と西洋医学との違いですが、東洋医学は根本治療を目指します。西洋医学の場合、問題のある部分に着目し、薬や手術を用いて悪いものを取り除いて治療しようとします。東洋医学の場合、病の発生は体のバランスの崩れと見ます。ですから、医者は顔、手、皮膚の状態といったその人の全身を見て、生活習慣を問診しながら漢方を処方してくれます。漢方薬は長い時間をかけて知り得た先人たちの知恵によって、この様な症状の時にはこれが効くという経験値の蓄積です。漢方薬は植物や昆虫など自然のものを集めて作りますので、副作用がとても小さいのです。


聖書にも「その木の葉は諸国の民を癒した」(黙示22:2)とあります。薬は本来自然の中に存在していたもといえます。漢方薬は一般薬のような即効性はありません。しかし、西洋医学で治療が難しいがんや不妊や冷え性など慢性的で治りにくい病気に強みがあります。実際、この先生により不妊で悩んでいた教会員が治療を受けて、全員無事妊娠し、その後出産しました。また講演の中で印象的だったものに抗生物質の使用過多を上げていました。抗生物質の使用量とがん患者の増加数とを比べていてどちらも急上昇していることです。抗生物質は細菌感染症に効果のある薬です。しかし使用過多による薬剤耐性菌の増加が世界的な問題となっています。抗生物質によって体内の善玉菌を殺してしまい、直腸がんの発生原因になっているのです。確かに漢方ならば、この様な薬害からも遠く離れています。私はこの先生の講演により漢方に興味を持ち、今も相談に乗ってもらっています。西洋医学だけではなく、日本ではまだあまり知られていない東洋医学についても知っていただき、皆さまの健康増進に役立てていただければと思います。



2024年11月3日 第一主日礼拝

●静まり (しずけき川のきしべを 讃美歌520番)

●祈り

●使徒信条

●賛美

 ・「力なる神 力の神よ 福音讃美歌4番」

 ・「聖なる 聖なる 聖なるかな」

 ・「主が私の手を」

●献金・感謝の祈り (今ささぐる)

●証

●聖書朗読 ヨハネの福音書 16章5~15節

●メッセージ 『聖霊様の働きについて』新納真司先生

●応答賛美 「注ぎたまえ主よ」

●聖餐式  (主の食卓をかこみ)

●頌栄 「讃美歌544番 あまつみ民も」

●祝祷

●後奏


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